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「なまら蝦夷 第3号」読了。


なまら蝦夷 5号なまら蝦夷 5号
(2004/04/20)
なまら蝦夷事務局

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amazonに3号の登録がなかったので、5号の画像イメージ。
3号は2000年7月発行。14年前。。14年前か、、、。
懐かしくなって再読。学生時代に北海道一人旅中に北大の生協で購入しました。

サブタイトルは「宿主たちの旅案内」となっています。

北海道は旅人王国と旅人には言われていて、いろんな事が旅人目線でいいように作られていると感じていました。いい所を言い出すと切りがないのだけど、一番は「旅人がいることが土地の一部になっている」ということだと思います。僕は原付で数週間かけてぶらぶら回るスタイルの旅をしていたけど、北海道以外の旅と北海道の旅は全然印象が違います。大きく違うのは旅人の数と層の厚さ、そして設備。
北海道の旅人は、徒歩の人もバイクの人も、自転車の人もいる。どの方法も受け入れられる土地のおおらかさや設備(テントやユースホステル、コンビニや飲食店などの、食住)があるので、単身で乗り込んでも困る事が本当に少ない。旅人の数も多くて、お互い助けあってお互いの旅の無事を祈ることを普通にやっていました。すれ違う旅行者にはピースサインを出すし、旅の情報は旅人から仕入れるのが普通でした。今はネットから情報を仕入れられるのでどうなっているのかわかりませんが、変わらずにあったら嬉しいなぁと思います。

閑話休題。

この本をまとめているのは、以前旅人で好きな土地に居着いて宿を経営している人たちが自分の地域のおすすめを紹介したり、北海道の暮らしを伝えたりしている冊子です。一般的な旅行雑誌と違うのが良い意味で主観にあふれていることと、一般的な旅行先としては到底掲載されていない様な土地の情報が掲載されていることだと思います。
僕は、北海道は自分が心に残ったところが自分の名所となると考えているので、寄稿者からの「私はこの土地が好きだ」と伝わる文章はとても好きです。

僕は2回原付で旅をしているので、なまら蝦夷は2冊持っています(3号と5号)でも好きな冊子は3号です。手書き文章で暖かみがあるのですよね。5号はワープロ文章だったので、5号以降もワープロ文書だと思います。初めて手にとった「なまら蝦夷」が3号だったからかもしれませんけど、僕は3号に愛着があります。

なぜ、手にとったかと言うと、天気が快晴だからです。こういう天気の日はいつも北海道に行きたくなります。行きたくなるんだよなあ。
 
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Kindle Paperwhite 更新。

なんとなく、Kindleのソフトウェアが長いことアップデートしていないなーと思って調べてみたら最近更新されていた。
Kindle Paperwhiteのソフトウェアアップデート。
本来はwifiでつながっていれば自動で更新されるらしいけどされていなかったので手動で更新。

全体的に動作が軽くなっているのと、新機能が追加されていた。
自分の中で特筆はPage Flip機能というページ検索移動機能。それまではページ移動手段が直接ページ数を入力するか、目次などで大雑把に移動するかしかなかったが、この機能があると、以前に比べると紙に近い感覚でページ移動ができるようになった。
後は、フォルダ管理機能かなー。これまでは、登録された本は、一つのフォルダに読書更新日順でしか登録されず、冊数が増えるとちょっと辛いかもと思っていた矢先の機能追加だった。まだ登録が70冊越えている程度なことと、時系列に並べていく考え方が自分にはあっているので、無理に管理を煩雑にすることはないかと思っていますが。

僕はファームアップデートってが結構好きです。同じ端末でもファームをアップデートされると動作が改善されたり、機能が追加されるってのが未来っぽい。
パトレイバーでもそういう思想の人いましたね。ソフトの力でハードの能力を引き出すって思想でOS作っていた人とか。

伊藤計劃「The Indifference Engine」読了。


The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)
(2012/03/09)
伊藤 計劃

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伊藤計劃の短篇集。未稿の作品も掲載されていたり、「虐殺器官」のプロトタイプが掲載されていたりします。
伊藤計劃らしい話、だとは思ったけど、ちょっと荒削りが過ぎる印象のほうが強かったと思いました。
うーん。作品のプロットは伊藤計劃らしさで練られているんだけどそれで終わり、というイメージ。
「虐殺器官」「ハーモニー」であった物語のカタルシスを抜いて、構成だけで読ませるイメージ。

この短編は、後で発表する作品の経過点だったと感じたので、そういう意味では短編でのプロットだけの話を物語として展開できたのは、伊藤計劃の執筆能力が上がったのか、あくまで短編は短編という位置づけだったのかは、もうわからない部分なのがつくづく残念です。




結婚式だった。

昨日は高校時代の友人からお誘いをいただいた結婚式二次会。
二次会は17時からだが、14時くらいから集まり、会が終わっても22時くらいまで集まったメンツでぐだぐだした。

高校メンバーは寮で3年間一緒に生活していたからぐだぐだすることに慣れているので、楽しいし楽なのだと思う。
この楽しいし楽ってのは、自分が生きていく構えの中で大きな位置を占めています。だから家具とか新しい物を揃えるのはあまりしないし、新しい場所に新しい人と遊びに行くより、いつもの場所にいつものメンバーといる方が性にあるのもそういう理由だと思います。

そういえばずっと前に高校のメンバーと集まった時に、次の様なメールが回って来てた。
今が2014年だから、2040年まで後26年か、、、それなりに迫ってきている様なまだまだの様な。

---
何人かは遠方で参加できなかったけど、こういう機会に集まれるのは楽しい限り。
とりあえず今年は近くで泊まりで行こう。
去年までは泊りではなかった。
今年は一歩前進だ。
そして次はもう少し遠くへ。
そしてその次はもう少し遠くへ。
そうやって気が付けば「2040年度二階族新年会は海外決定!!」ってなるはず。
どうよこの企画。
スローガンは「一歩前進」だ。
この企画の終着点は「(仮題)イヌイが一人で遠くに行ってしまった記念、追悼集会(略称 葬式)」なんだがな。
---

何度見ても、自分がどっか行く前にこの会はやってほしいと思います。

冲方丁「光圀伝」読了。


光圀伝 電子特別版 (上) (角川書店単行本)光圀伝 電子特別版 (上) (角川書店単行本)
(2012/10/26)
冲方 丁

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ずーっと前にkindleで購入。上中下のボリューム感に尻込みしたのと、天地明察が良すぎたので次の作品に踏み出せなく、読むのを躊躇っていた光圀伝。天地明察と同じ感想になるけど、冲方丁は話の作り方がうまい。光圀伝も天地明察と同様、徳川光圀の一生をアンナ・カレーニナ的に幼少から晩年まで書かれている。

冲方丁が書く人物譚は激情型だと感じている。
作中の光圀は義に行きる人で志が高い。

水戸徳川家二代目藩主、初代当主の三男である徳川光圀は、長兄では無く自分が水戸藩を継ぐ事に疑問を持ち、自分が感じている不義を義に戻すため奔走する。そうした中で、学問や詩作に道をみつけ、学問の友や親しい人との出会いや別れの中で、自らの思想や大義のあり方をより深く掘り下げ求めていく。

この本のテーマは「大義」だと思っています。「大義は生きるために必要な矜持。だが大義は、求めるがために不義を働き自分や他人を殺す矛盾を含む」こと。「大義は抱いた者の一生だけで達成できるものではなく、後人に譲って行くことで達成に近づく」こと。だと考えています。

光圀は高い高い大義を持ち、遅々として進まない状況にやきもきするが、歳を重ね、人との出会いの中で大義への到達する方法、大義と現実との折り合いの付け方が変わって行きました。
冲方丁の小説はそうした心情の変化がすごく伝わる。幼少から逝去まで書かれているので、心情の変化まで伝わってものすごく感情移入してしまう。

天地明察の主人公だった安井算哲がクロスオーバーしたときは、同じ場面を違う立場から見れて感慨深かった。算哲側から見た光圀は学問熱心な大名で算哲の事業や思想に共感して支援してくれているという印象が、一方の光圀側から見ると算哲の姿に昔の自分や重ねたり、光圀が持っている学問への情熱を算哲に見たのだと感じた。とにかく光圀は(冲方丁の登場人物は)激しく学問する、学問への情熱の激しさは、福翁自伝の福沢諭吉に通ずるものがあると感じた。学問詩作は身分の隔てなく、その天下は果てし無く広い。果てを真摯に追い続ける光圀の激しさは心に打たれるものがあった。

義を求め、自分の出生や政治の矛盾と向き合い続けた治世者としての光圀。
学問や詩作の自由さと懐の深さを愛し、学問詩作の天下を求め激しく学問した光圀。

読めて良かったと思いました。
大河で光圀伝やってくれないかなあ。
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Author:犬
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