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ペンギン・ハイウェイ 読了。


ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)
(2013/01/10)
森見 登美彦

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読了。Kindleでセール中だったのでついつい購入。Kindle Paperwhiteは車に酔いやすい僕でも読める媒体なのでありがたい。実家に帰るときに本を選ぶ必要もないものありがたい。でも気軽に購入しすぎてやばい。これが転じるとゲームに転じるとガチャになるのか、、、なぜか古事記と徒然草を購入していた。気をつけよう。

閑話休題。

森見さんの本といえば、京都と腐れ大学生のどちらか、もしくは両方が欠かせないガジェットだけど、ペンギン・ハイウェイはどちらも出てこない。でも話の運び方は、登場人物の素直さは、変わらず森見さんだった。

小学生のアオヤマ君は、理論派の小学生。毎日研究をして日々研鑽をしている。性格は素直で正直。そこに研究仲間のウチダ君やハマモトさん、一方的にライバル視されている、スズキ君帝国皇帝ことスズキ君。近所の仲の良い歯科医院のお姉さんといった人たちと町に突然発生したペンギンの謎を解いていく。

森見さんは、日常の中に非日常を入れるけど、それを日常の様に取り扱わせるのがうまいんだよなぁ。町に突然ペンギンが現れるし、いろんな出来事が起こるけど、それを「日常の生活に起こったこととして扱う」ことが本当にうまい。現実には起こらないんだけど、起こったら面白いな、起こって欲しいなと思うことをやってくれる。そういう雰囲気が京都や大学生活にあっているので、森見さんは文体や伝えたいことと、伝えるガジェットがきちんとかみ合っていて、読んでいて楽しい。森見さんの本を読むと京都に行きたくなるのは舞台が京都が多いというのもあるけど、僕が考える京都がそういうところだからだと思う。

ラストに近づくにつれ、問題が一気に明るみに出る時のバタバタ具合は「夜は短し歩けよ乙女」や「有頂天家族」に通じるものがあるし、読後の切ない感じは狗飼恭子の「冷蔵庫を壊す」に近いものがあった(どちらも主人公が小学生なのもあるかもしれないけど)。

そうだよなぁ、世の中の作りとかを知らず、いろんなものが不思議だった小学生の頃、いろんなものの成り立ちが自分流に調べて解釈することが許された小学生の頃、アオヤマ君やウチダ君ハマモトさんみたいに考えて感じていたかもしれない。秘密基地を作ってそこで作戦を考えるみたいな感覚を思い出して懐かしくなりました。

「父さんが言ったのは、解決しないほうが本人にとって幸せという意味だよ。しかしまわりがそれをゆるさないときもある。おまえが言うのはそういうことだね?」
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