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「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」読了。


色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
(2013/04/12)
村上 春樹

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読了。
生きていくってのは、断続的に場面や価値観が変わっていくこと。いつ崖に落ちるかわからないし、急に先が見えなくなることもある。それでも生きていかなければいけない。ってことがテーマだと思われました。

村上春樹の小説の書き方は、ねじまき鳥クロニクル(もしくはアンダーグラウンド)以前と以後で伝えたい内容や方法が結構かわって来ているのかと感じてます。僕は以前の物語る小説が好きなので、今のきっちりかっちり結末を見通して、社会に対する問題提起をして、そのためのガジェットを用意して、綺麗にまとめているなーって小説がちょっと物足りない感じがしています。

小説に出てくる、突然景色が変わる出来事ってのは多分誰にでもあることで、そういったことを想起させる形での親近感がこの小説にはあるのかも。
僕の場合の突然景色が変わったって出来事は北海道の稚内から実家に帰った時。あの時は地元の観光協会の人や役所の人や旅で出会った人の協力で、半日もかからず実家に戻った。原付の処分なども手続きも終わって、飛行機に乗れた。正直どうやって帰ったか覚えていない。その時に稚内に色んなものを「置き忘れた」感覚がすごい引っかかっていて、数年後に改めて同じルートで訪問した。別にそこで特別な何かがあったわけではないけどお世話になった人に挨拶をして、改めて旅をやり直した時に少し救われた気がしたのはやっぱり、そういうやり遂げ損ねた呪いみたいなものがあったんじゃないかって今は思う。

そんなことを思い出しながら、読了しました。安易にカタルシスを出さない感じが「アフターダーク」っぽかったかなと思いました。まる。

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