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「夢十夜」読了。


夢十夜夢十夜
(2012/09/27)
夏目 漱石

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1908年(明治41年)から新聞で連載されたそうです。百年前の小説なのか、、、。恥ずかしながら初読です。
夏目漱石は「私の個人主義」しか読んだことがないです。昔の文体なので、文を読むこと自体に苦労しそうな気がして、食指が動かなかったのが理由。たまたま別で読んでいる本で夢十夜の話が出ていたので興味が出て読みました。

夢十夜は書名の通り、10の短編(夢)で構成されていて、「こんな夢を見た」という書き出しで始まります。それぞれに登場人物も場面も、時代背景も違う短篇集です。

夢の話という体を取りつつ、当時の時代背景を考える内容も多いと思いました。第六夜では、「彫師が仁王を掘っている。彫師は、仁王は木の中に埋まっていて自分はそれを掘り出すだけといい、一人の男が庭の木を手当たり次第に彫ってみる。しかし、明治の世には既に仁王は埋まっていない」という話は、急激に西洋化していった明治時代の中で昔の美意識がなくなっていることを皮肉っているようにも読み取れます。第七夜の夜の闇の中進んでいく大きな船と、様々な立場の同乗者はこれから先の不安と不安な中でも歩みを止めてはいけないという訓話と読めます。

昔は文章を商品にするというのは、何かを世に問うこと、問いたい何かを寓話にして伝えるという役割が今よりももっともっと大きかったんだなぁと思いました。
そんなこんなで、今は虞美人草を読んでいます。草枕からのほうが良かったのか。
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