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冲方丁「天地明察」読了。


天地明察 上 (角川文庫)天地明察 上 (角川文庫)
(2012/09/01)
冲方 丁

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今更ながら。KADOKAWAフェアで半額以下だったので、ついつい購入。
勢いで購入して読んでみたけど、相当良かった。

江戸時代前期の囲碁棋士で天文暦学者の渋川春海。人生を通して取り組んだ改暦事業を軸に、春海の一生を追う。

冲方丁の本は「マルドゥック・スクランブル」が初見。この時は「娯楽作品としてのSFが上手に作れる人だな」という印象だったけど天地明察を読むとまた印象が変わった。SFという括りは不要で、話の作り方が上手い人だったんだと思った。近い印象を持った作家としては伊坂幸太郎かなと思ったけど、伊坂幸太郎は冲方丁よりも話の運びというかシナリオを作る事に重きをおいているように思えるので、小説としては冲方丁のほうが自分の性には合っていた。

春海が取り組んだ改暦事業は国を作る大切な事業。暦は、日蝕などの天体現象の予測など宗教的な側面を強く持つ。国の生活の基準を決める意味も持つため経済的にも大きな影響があるなどどあらゆる方面に影響をおよぼす事業。春海が採用を考える暦について、賛同する者、対抗する機関もたくさんあり様々な思惑が改暦事業には交錯する。

史実に基づいているので、頼りにしていた人が突然亡くなったり、賛同者が無念のまま春海に後を託して他界していったりしていく中で、それでも事業の成就に向けて進んでく春海に心打たれました。

2年位前に、京都の何処かで天地明察の映画で使われた道具の公開があって見に行ったけど、小説や映画を見てから見に行けたら全然違った印象になったんだろうなぁ。惜しいことした。全然関係ないけど映画で春海役をした岡田准一さんは出演した映画やドラマを年表上にまとめると大化の改新から色々な事業に取り組んでいるそうです。元ネタ探したけど見つからなかった。
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